発声に関わる体の部位

喉頭の中に位置する声を出すための2枚のひだ。
呼吸をしている時は閉じており、発声時に閉じて互いをこすり合わせ振動する。
振動の仕方によって出力される声色に変化がある。
声帯について詳しい解説はこちら→ https://www.vocallesson.info/mixvoice/howthevocalfoldsbuiltup/
軟骨・筋肉群で内部に声帯を納める。
食べ物や飲み物を飲み込む際には上昇するが、発声時は上下をせず一定である(Speech Level)ことが理想的とされる。
これは喉頭の位置により共鳴腔の形が変わり、これにより声質が大きく変わるためで、これを上げすぎるとアニメのキャラクターを思わせる声に、下げすぎると下手な男性オペラ歌手のようにも聞こえる。
発声におけるかなり大きな要素を占める部位であり、喉頭機能の向上はボイストレーニングの大きな目的の1つと言える。
喉頭・喉頭の運動について詳しい解説はこちら→https://www.vocallesson.info/mixvoice/functionoflaryngealmuscle/ 
喉のでっぱっている部分で甲状軟骨の突起部。
個人差はあるが男性の方が大きくでっぱり、女性の方が小さい。軟骨が広角的であると外皮からは見えにくく、鋭角的だと外皮から比較的見やすい。
広角の場合、声帯が短く声が高い可能性が高く、鋭角の場合、声帯が長く声が低い可能性が高い。
喉頭の上下はこれの位置で見るとわかりやすい。
声帯から作られた音(喉頭原音)が共鳴し、音色の決定や音量の増大が行われる声帯よりも上に位置する共鳴腔全体を指す。
喉頭、咽頭、口腔、鼻腔などが連携して母音や声色を形成する。
声道での音声の加工についてはこちら→https://www.vocallesson.info/voicescience/vocaltractsourcefilter/

ボイストレーニング・総称

歌は、話す事を音楽表現に昇華したものと考えられる。
そこにダイナミクスやトーン・コントロール、ビブラートやボーカル・リック等の技術を加える事により、技巧的で感情的に聞こえる。
歌手とは「音程上で演技を行う俳優」とも解釈ができる。
また、作曲家や作詞家の作った作品に自分なりの解釈を加えて、聞き手に発信を行う事から「二次的な作家」と呼ぶ事も出来ると思われる。
歌手、俳優、講師などの発声機能を、効率化する方法の総称。
見込まれる効果は、音域の拡大・音量の増大、不必要な筋肉群の解離、必要な筋力の最大化、不必要な筋肉の弛緩、声区の確立、声区の融合である。
一時期は、呼吸絶対主義派が支配的であったが近年はそれも減ってきており、喉頭の筋肉と呼吸の融合により最も効果的な発声状態を訓練出来ると考えられる。
発声の効率化・過度な力の除去の方法はこちらの動画。→https://www.vocallesson.info/movie/
ボイストレーニングと類似語でバランスの取れた発声を行うための技術。
「ボイストレーニングを習う」という場合、一般的に「ボーカルテクニックを習う」と言う事と言える。
発声以外の技術を学ぶエクササイズの総称。
一般的に歌い回しや、トーンコントロール、発音、タイミング、ボーカルアレンジの練習の事を指す。海外では「ボーカルスタイル」と呼ばれている。

声区(ボーカルレジスター)・声種(ボイスタイプ)

高い音域を歌う時に必要とされるボーカル・テクニック。
歌手の体感としては、上頭部~後頭部にかけて共鳴を得ているように感じられる事がある。
声区の1つで一般的に男声種のヘッドボイスは地声。女声種のヘッドボイスは裏声を意味する事が多い。
これはこの声のクオリティはクラシック音楽における事を指す事から始まったからと考えられる。
ヘッドボイスの歌唱への応用方法はこちらの動画→https://www.vocallesson.info/movie/
基本的に私たちが話している時の声帯の状態。
声質としてはヘッドボイスよりも太く、リッチである。
歌手の体感としては、主に口の中、若干胸に響きを感じられる。
チェストボイスの音域では声帯は大きく引き延ばされていないため、分厚い状態。
一般的にヘッド・ボイス、チェスト・ボイスの中間的な存在とされている。
元々の語源は女声種のミドルボイス、裏声と地声的な発声を指していたが、今日ではかなり広い意味で使われる事が多い。
2021年時点で桜田はあまり使わない言葉となりつつある。
女性の第2声区を指す。
ちなみに男性の場合、第2声区はヘッドボイスを指し、男声にはミドルボイスと呼ぶ声区は存在しない。
ただ、あまり気にしなくて良いかなと思います。。。
超低音域の発声法。
低音の発声を極限まで行うために開発された技術で、声帯の振動は非常にゆっくりになる。
声帯をスコープすると声帯の内転は強くなるが、声帯そのものは縮んでおらず、ひらひらと不規則振動を行っているように見える。
極端にこれを行うと、声帯の振動がひとつひとつ聞こえるかのようにジリジリとした音になる。
ボーカルフライを使った発声の矯正法はこちらの動画→https://www.vocallesson.info/movie/
この声区も一般的には使われる事は少ない。
女性の方が使える事が多いようだが、男性でも発声可能な事もある。
まるで口笛を吹くように聞こえるため、この名前がついたようだ。
声帯を閉じる力を若干強める事により鋭いトーンを作るテクニック。
感覚を得るエクササイズとは「古いドアがきしんでいるような音のするハミング(squeeky door Exerciseと呼ばれる)」がある。
もちろん歌の中で使う事も可能だが、鋭い音のため極度にこのトーンを使いすぎるのはうるさく聞こえる可能性もある注意が必要。
声の系統をおおまか(もしくは細かく)に分類したもの。
多くの場合で、声の高さで決める事があるが、桜田はこれを誤りだと考えている。
例えば、男性のバリトンは声が分厚いため低音を得意とするが、「高い声が出ないのでバリトン」と分類するのは間違い。
声の質感と換声点の位置、声の重量感、声の動き、音域などを踏まえて包括的に判断されるべきと考える。
声種についての詳しい解説はこちら→https://www.vocallesson.info/movie/
男性の高音を得意とする声種。
声は軽く明るい。比較的、速いフレーズを得意とする。
男性の低音を得意とする声の種類。
声は太く暗い。速いフレーズが苦手な事が多い。
男声種としては、比較的珍しい。
しばしば、バリ・テナーと言う声種が存在するか?と議論になる事がある。
テナーとバリトンの中間声種のような物と推測される。
男性の低音を得意とする声の種類。
声はバリトンよりもさらに太く暗い。速いフレーズが苦手な事が多い。
男声種としては、非常に珍しい。
女性の高音を得意とする声種。
声は軽く明るい。声種の中では理論上、速いフレーズを得意とする。
女声種としては、最も多数となる。
女性の低音を得意とする声の種類。
声は太く暗い。
女声種としては、非常に珍しい。
声区の変化が起こる場所。
イタリア語ではパッサージョ、英語ではパッセージ・エリアとも呼ばれている。
ここの換声点をうまく乗り越える事が、ボーカルテクニックの目指す大きな目標となる。
換声点の通過の失敗により、ファルセットやヘッドボイスに「ひっくり返る」ように聞こえる事がある。
【バス/バリトン男性】
1つ目は中央のドの下のシくらいから3~4音
2つ目は中央のドの上のミくらいから3~4音
3つ目は中央のドの上のラくらいから3~4音

【テノールの男性】
1つ目は中央のドの上のミくらいから3~4音
2つ目は中央のドの上のラくらいから3~4音
3つ目はそのさらに上のレくらいから3~4音
【アルトの女性】は大体テノールと同じ。

【ソプラノの女性】
1つ目は中央のドの上のラくらいから3~4音
2つ目はそのさらに上のミくらいから3~4音
3つ目はさらに上のラくらいから3~4音
これらは考えられる声種上、最も高い位置で起こりえる換声点の位置を記載している。
声帯は大きく分けると外側から粘膜層。靱帯。筋肉層の3層で構成される。
地声時の発声時は粘膜層から最も深い筋肉層までを使った発声とされる。
声帯は分厚く合わさる事により、声門の閉鎖時間が長くなる。
その結果的により、声門下の圧が高まり、強い音量、倍音を含む声色となる。
声帯の閉じは緩やかになり、両端の粘膜・靱帯部分が振動していると言われている。
声帯の2枚のひだの最も深層部にある声帯筋は、あまり振動しない。
声帯筋がひだの体積を最も占めているが、それが振動しないため、芯のない声に聞こえる。
裏声の発声に対し否定的な意見もあるが、特殊効果として狙うのは音楽的に必要と考える。
また、ボイストレーニング・ツールとしては非常に重要なものと考える

スタイル・歌唱法

声帯にかける空気の圧力、発声組織全体を周期的に振るわせる。これにより音量と音程を周期的に変化させ、波を打つように発声するテクニック。
美しいビブラートは声帯を閉じる力と空気圧のバランスが取れていないと作るのが難しい。
「声の柔軟性・俊敏性」を観察する大きな指標となる。
音量の幅。
「ダイナミクスが大きい/ひろい」と言う場合は音量の幅が大きい事を指す。
音量を次第に大きくするテクニック。
音の高さを変化させずにクレッシェンドする事は技術的にはとても難しい事と考えられる。
音量を次第に小さくするテクニック。
音の高さを変化させずにクレッシェンドする事は技術的にはとても難しい事と考えられる。
チェストボイスで高音を歌っているように聴かせる技法。
音響解析を行うと声道を変化させて過度に叫ぶ事を避けているのが観察出来る。
発達した声は積極的に訓練すべきだが、疲労しやすい発声であるため短時間に絞って練習するべき。
ベルティング唱法について詳しい解説はこちら→https://www.vocallesson.info/mixvoice/acousticanalysisneverenough/
人間が寝ている時に行っている呼吸法。
起き上がっている時に息を吸い込んだ時にお腹が前に出て、息を吐く時にはお腹がへこむ。
横隔膜だけによる吸気はtidal volumeで500ml程度言われている。
歌唱時には追加で3リットル近くも利用するため、歌唱時の理想的な呼吸は横隔膜の上下+胸郭の伸縮によって作られる。
ボイストレーニングの現場では、あくびの喉をイメージして使う事がある。
あくびの喉の状態は喉頭を下げ、喉頭が上がる事に緊張を防ぐのに役立つ事もある。
あまりこれに頼り過ぎると「喉を上げる緊張vs喉を下げる緊張」を作る事にもなり、頼りすぎには要注意。
喉頭の位置が低すぎる事。あくびの喉の状態。
この時の声質は太く、暗いトーンになるが、やりすぎはナチュラルなトーンではない。
エクササイズの一環として、これを行う事はある。
これによって受けられる恩恵は、ヘッドボイスへ移行する感覚を得る。
そして首周りの筋肉の過度な緊張を緩める感覚をつかむ第一歩になる。
喉頭の位置が高すぎる事。
食べ物、飲み物を飲み込む時に起こる状態で、歌を歌う時の理想の状態ではない。
多くの歌手がこれにより喉の疲労を感じるため、これは常に一定(Speech Level)を保っておく必要がある。
この時の声質は細く鋭く、アニメのキャラクターの声のようにも聞こえる。
役者や声優は声色を変える手段として用いる。
ロウラリンクス・エクササイズ同様、一時的なエクササイズとして使用する事はある。
効果は、チェストボイスから声を薄く使うため、ヘッドボイスへの移行を掴みやすく、かつ声門の閉鎖を維持しやすい。
ここでは歌っている時の状態について述べるが、母音を正しい母音に保つ事。
純粋な母音は多くの場合で「あ、い、う、え、お」の5母音を指す事が多い。
多くの場合、高音部の発声になると母音は拡がり(もしくはつぶれて)正しい発音から崩れた発音に変化をする。
これを防ぎ、発音を一定に維持する事を指す。
母音を形成するのは、顎、舌、軟口蓋と言った口腔内と、喉頭・咽頭を中心とした喉に分けられる。
母音が歪む事は、これらの形状が緊張で歪むと考えられる。
ここでは歌っている時の状態について述べるが、母音を正しい母音に保つ事。
純粋な母音は多くの場合で「あ、い、う、え、お」の5母音を指す事が多い。
多くの場合、高音部の発声になると母音は拡がり(もしくはつぶれて)正しい発音から崩れた発音に変化をする。
これを防ぎ、発音を一定に維持する事を指す。
母音を形成するのは、顎、舌、軟口蓋と言った口腔内と、喉頭・咽頭を中心とした喉に分けられる。 母音が歪む事は、これらの形状が緊張で歪むと考えられる。
ポピュラー音楽においては純粋な母音で明瞭な発音よりも、よりカジュアルな少し崩れた話し言葉に近い母音を使う事もあり、これをliving vowelsと説明する専門家がいる。
「母音を崩す」許容度はアーティストのセンスによると考えられる。