レッスンに来た時の歌声のチェックポイントを教えます

桜田ヒロキはボイストレーナー仲間の間でも超細かく歌声を聞き取り、フィードバック出来ると定評いただいています

解説のポイント

  • 声の弱点と言うのは、大きく分けて「怒鳴る」「ひっくり返る」「地声が出しづらい」に分ける事が出来ます。
  • ボイストレーニングをするのにあたって非常な情報となり、これをベースにトレーニングを進めていきます。
  • 音程感がしっかりあるのか分析をします。
  • 快適な音域で「うたごえ(音楽的な声色)」として成立している声で歌っているか?
  • 声の反応速度、柔軟性を聴き分けます。
  • 楽曲を歌っていただく事でこれを包括的に聴き分けるのに加え、リズム感を確認していきます。
  • 発声において病理性の疑われる場合は、お医者様のご紹介なども行います。

桜田ヒロキのコメント

歌声における声の解析法と言うのはボイストレーニングをするのにあたって最も重要なタスクと考えられます。

体の使い方の癖、物事を考える思考の癖があるように、歌にも「声の取り扱い方の癖」や「音楽の聴き方の癖」が存在します。
何がうまく言っていて何がうまく言っていないのか?クライアント様が理解しやすい言葉でお伝えするように心がけています。

自己評価となってしまい恐縮ですが、歌声の評価をするのにあたっての精度は一般的なボイストレーナーと比べても優れていると自負しています。

これは恥ずかしながら「桜田ヒロキが受けた音楽教育は、ほとんど全てが18歳を超えてからであった」事の影響が大きいと考えています。
全ての音楽教育が物心が付いた後で受けた事で、「子供の時の音楽教育の影響で気がつけば出来ていた」と言った事がほとんどなく、ほとんどが「大人のための音楽教育」で育ったため解決法の理論立てが比較的、得意なのだと考えています。

音楽家としては、まだまだ向き合わなくてはいけない訓練がありますが、出来るだけクライアント様1人1人の事情や心模様に寄り添ったレッスンをご提供出来ればと考えています。

RECOMMEND
関連動画

ファルセットを使ったボイストレーニング方法を解説!

ファルセットは練習する事によって、複合的に習得できる技術がたくさんあります。ファルセットを使った練習方法を徹底解説します!

WATCH MORE

声楽からミュージカル歌手の歌い方へ変えたい!

声楽を学んできたが、CCM(コマーシャル・コンテンポラリー音楽)の発声方法も習得したいクライアント様のレッスン。

WATCH MORE

歌うと喉の緊張をすごく感じる。リラックス方法を知りたい

歌うと喉の疲労が激しいわりに、大きな声が出しにくいというクライアント様に過緊張とは何か?改善は何か?を解説していきます

WATCH MORE

鼻声ってなんで起こるの?

鼻声になるとあまり「良い声、美しい声」と認識されない事が多く、改善したいと言う方が多くスタジオにいらっしゃいます。
この動画では鼻声がどのようなメカニズムで起こっているのか徹底解説します。

WATCH MORE

歌い出すと声が震えてしまう!改善したい。

声帯炎を患った後「声帯炎は治ったけど歌う時に声が震えるようになった」と言うクライアント様のケースを解説します。

WATCH MORE

過緊張な発声状態を解決します。

発声において、特に高音域の発声で最も邪魔な物で出来るだけ早急に取り除きたいモノです。過緊張発声(Hyper Tension)、つまり声を出すのが苦しい状態からの解除方法を徹底解説します。

WATCH MORE

最新記事

SOVTで出来る事と出来ない事を考えてみよう!

第1話 SOVTはなぜ効くのか?なぜ「効かない」と感じる瞬間があるのか 近年、SOVT(Semi-Occluded Vocal Tract)という言葉を耳にする機会が増えてきたと思います。 ストロー発声、リップロール、ハ […]

なぜ「アーティストの声」は魅力的なのか?- 母音で読み解く「良い歌声」の秘密

なぜアーティスト声は魅力的なのか? 良い歌声とそうでもない歌声はどこに差があるのでしょう? 同じ「あ〜」と歌っているはずなのに、歌声は人によってまったく違って聞こえますよね? 楽譜も歌詞も同じ、音程も同じ。それでも、アー […]

歌を歌うのに母音ってなんで重要なの?

歌唱において母音が中心的役割を果たす理由── 発話と歌唱の音響構造を比較しながら考える「良い声」の正体 歌声を聴いたとき、「この人は良い声をしている」と感じる場面は多くあります。 人は専門的な知識がなくても、歌声の魅力を […]

記事をもっと見る
レッスンを予約する