2025年 11月 15日 の記事一覧

  • 音声障害(発声障害)の原因は?データを調べてみた

    声の不調の原因は? ― 医学データで見る発声トラブルの実態 「最近、声が出にくい」「喉の違和感が取れない」「高音が詰まる」 こうした訴えは、歌手だけでなく声優、講師、経営者、コールセンター業務の方など、声を職業として使う多くの人に共通しています。(American Speech-Language-Hearing Association (ASHA)ではこのように声を使う多くの職種をボイスプロフェッショナルと定義しています。) しかし、その原因を正しく理解している人は意外と少ないかもしれません。風邪や結節など目に見える異常がある場合もありますが、実際には検査で異常が見つからないケースも多く、そうした場合にしばしば診断されるのが機能性発声障害です。 今回は、国内外の臨床データをもとに「声の不調がどこから来るのか」を整理し、声を使う人が知っておくべき実態をまとめます。 声のトラブルは大きく3種類ある 声の不調はすべて同じではありません。大きく分けると次の3つに分類されます。 1. 器質性発声障害(声帯ポリープや結節など、構造的な変化が原因) 2. 機能性発声障害(… 続きはこちら≫

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