最短で歌が上手くなる方法|「歌を練習する」と「歌う」の違いを知ろう

「今日は歌の練習をしよう!」とスタジオやカラオケボックスを予約!
でも、なんとなく歌っただけで練習した感じがしないまま時間だけ過ぎてしまった。
ということはありませんか?

練習した感じがない原因は、「歌を練習する」と「歌う」の区別がついていないからです。
今回は、最短で歌が上手くなる方法のひとつ、「歌を練習する」方法をご紹介していきます。

「歌を練習する」と「歌う」は違う

「歌を練習する」事と「歌う」事はまったく違うことです。
歌が上手くなるためには、「歌を練習する」事と「歌う」事の違いを理解することが必要です。

この2つを混同してしまうと、練習の目的意識が低くなりやすくなかなか上達しません。
さらに、歌う楽しみを半減させてしまうことも、、、
モチベーションが下がるだけでなく、歌うことが楽しくなくなってしまうことは勿体ないことです。

「歌を練習する」事と「歌う」事の違いを理解して、最短で歌を上達させましょう!

「歌を練習する」とは?

歌が上手くなるには「歌を練習する」ことです。では、練習とは実際にどういうことでしょう?

  1. とり行う(Execution)
  2. 評価する(Evaluation)
  3. 調整する(Adjustment)

1〜3を繰り返すことが練習の定義とされています。
ここでは、具体的にどのように歌を練習していくのか、解説していきます。

1.とり行う(Execution)

とり行う(Execution)とは、実際にやってみるということ。

具体的にイメージできるように、秦基博さんの「ひまわりの約束」で考えてみましょう。
サビ部分の「僕にあるのかな」の「か」を伸ばし(サスティーン)、ビブラートをかけたいとします。
ちなみにこのパートはソの音(G4)で伸ばしてビブラートをかけるので、声種にもよりますがそれなりに難しい技術と言えます。

とり行うでは、このサビの練習したい一部分だけを切り取って、部分的に歌ってみます。
このとき、歌を録音しておくことを忘れないようにしましょう。

2.評価する(Evaluation)

評価する(Evaluation)とは、文字通り評価することです。

先ほど1.で録音したサビのパートの音源を聞きかえして、客観的に自分にダメ出しをしていきます。
ここを直したい!ここが気になる!という部分を見つけるような意識です。

例として、ここでは下記2点を評価したとします。
・ソの音(G4)がきちんと出ているか
・ビブラートが出来るか

3.調整する(Adjustment)

調整する(Adjustment)とは、評価した結果を調整してしていくことです。

2.で自分でダメ出しをした点について修正するためにトレーニング方法を考えて実際に練習していきます。
評価した点が2つあったので、それぞれを調整すると仮定した上で、トレーニング方法を考えていきましょう!

・ソの音(G4)がきちんと出ているか
これは、調整するトレーニング方法として3つあります。
トレーニング①地声と裏声の行き来をなめらかにできるようにする
トレーニング②母音のチューニングを意識する
トレーニング③ソの音(G4)の近辺の音域を伸ばす練習をする

・ビブラートが出来るか
トレーニング①ビブラートの練習をする

トレーニング方法はたくさんありますので、自分の知っている練習方法を使って修正していきます。
このように、1.とり行う→2.評価する→3.調整するを繰り返して自分の歌の問題点を改善していくことが「歌を練習する」です。

「歌を練習する」とは、気になる部分だけを集中的に歌って、細かく修正していくことです。

「歌う」とは?

「歌う」とは、、、そのまま歌うことです!笑
歌っている途中にミスしたことを気にしたり、上手く歌えてない!なんて難しいことは考えずに、ただ歌を歌うことを楽しんで下さい。

楽しく歌うことが目的なので、自分の好きな曲やよく知っている曲を選曲するとよいでしょう。
余裕があれば、過去にマスターした技術もどんどん使ってみましょう!

★歌うときに使う技術の一例★
スタッカート、レガート、ディッピング、息っぽいトーン、エッジートーン
クライングボイス、ハイ/ローラリンクスボイス、リック、トリル、ビブラート
クレッシェンド、デクレッシェンド、グロータル・アタック、グロータル・フリップなど

ちなみに僕は、練習の最後にいつも歌い慣れた歌を歌っています。
歌う慣れた歌で、いろんな発声やフレーズの組み立てを試すように心がけています。
とにかく歌うことを楽しみましょう!

まとめ

「歌を練習する」事と「歌う」事は別物です。

混同してしまうと、、、。

ぼんやりと常に自分のことをジャッジしたり、責め癖をつけり・・・。
「ああ〜こんなはずじゃなかったのに!」
「なんでこんな事やっちゃったの!」
「もっと気をつけて歌わなくちゃ!」
これを歌っている時に四六時中考えている・・・と思ったら、歌が嫌いになってしまいそうじゃないですか?

この2つを混同してしまうと、練習に質が落ちてモチベーションも下がる原因になってしまいます。

歌を楽しみたいのか、歌が上手くなりたいのか、自分の目的をはっきりさせて「歌を練習する」のか「歌う」のか分けて取り組みましょう
きっと歌に楽しく取り組めるはずです!

この記事を書いた人

桜田ヒロキ
桜田ヒロキ
セス・リッグス Speech Level Singing公認インストラクター日本人最高位レベル3.5(2008年1月〜2013年12月)
米Vocology In Practice認定インストラクター

アーティスト、俳優、プロアマ問わず年間およそ3000レッスン(のべレッスン数は裕に30000回を超える)を行う超人気ボイストレーナー。
アメリカ、韓国など国内外を問わず活躍中。

所属・参加学会
Speech Level Singing international
Vocology in Practice
International Voice Teacher Of Mix
The Fall Voice Conference
Singing Voice Science Workshop

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