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ライブ、レコーディング前のボイス・ウォーミングアップでは何をするか?
- 2022.04.27
- ボイストレーナーのお仕事 ミックスボイス 声の健康法
歌っている方であれば歌唱において、ウォーミングアップを行う事がとても重要な事はご存じの通りでしょう。 オーストラリアのある学者によって行われた実験では歌手がウォーミングアップ前、そしてウォーミングアップ(25分間)後の歌唱(8小節)の評価を行いました。 評価項目は ・声の甘さ ・明るさ ・喉に感じるストレス ・ビブラート ・歌唱クオリティ ・トーンクオリティ(声色) ・発声技術における集中力 ・自信の有無 ・声の響き ・シンガーの内に感じる安心感・安定感 ・声から聞こえる不安感 ・声から聞こえる疲労感 など多岐にわたる項目を歌手本人6名。そして専門家8名の耳で確認すると言う方法で行いました。 結果は予想通り、全ての項目で歌手自身、専門家すべての評価がウォーミングアップ後に大きく向上しました。 この実験自体は歌手や専門家の知覚で行われましたが、この研究の全てに関わった人がウォーミングアップ後の歌唱評価が向上したのは、、、 まぁ当然と言えば当然ですね。(笑) では桜田ヒロキはプロフェッショナルの歌手のライブ会場やレコーディングスタジ… 続きはこちら≫
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アーティスト・ミュージシャン・アマチュア ボイストレーニングや歌唱指導の違いは?
- 2022.03.19
- ボイストレーナーのお仕事 マインドセット・練習法
僕は日々、プロアーティスト、ミュージシャン、俳優、アマチュアシンガーの方を教えています。 それぞれの特性や歌唱の教え方にどんな違いがあるのかを客観的に考えてみようと思います。 アーティスト ここでは既にプロとして社会から認知されているアーティストとします。 楽曲の歌唱音域 意図をしていなければ、大体常に同じ音域を歌う事が多い 声色 アーティストとしてのシグネチャー・サウンドが確率している場合、その声色を返る事はあまりない レッスンで要求される事 ライブパフォーマンスであれば、まず「音程を安定させて欲しい」はアーティスト本人、事務所からも言われます。 出すのが辛い音域を安定させて欲しいと言った要望も言われます。 レッスンで行う事 ・極力、安全で「声帯出血」と言った怪我のリスクを極力抑えるように発声時の喉頭のリラクゼーションを行います。 必要であれば、喉周りや舌骨周りのストレッチを行います。 ・音程の安定のために必要な発声トレーニングを行います。 ・音域の拡張が可能な場合、積極的に行って行きます。 それにより、現在まで… 続きはこちら≫