歌い始めた途端に喉がからむ!原因と解決方法とは?

「歌い出すと、喉がからんで咳払いしてしまった!」

そんなご経験はありませんか?
本番で歌っている途中で咳払いしてしまうなんて、避けたいところですよね。
それに、1番の曲の聞かせどころで咳が出てしまうのはとても残念。

今回はそんな悩みを持っている方たちのために、咳払いしてしまう原因と解決方法についてお話していきたいと思います。

どうして喉がからんでしまうの?その原因とは?

それは、“歌う時に喉に必要以上の緊張が入ってしまう”ためです。
普段の話し声の音域や音量を超えた声を出すと、十分に歌手としての訓練をしていないと声道(喉の内側、口)が緊張で内側に縮みます。
それを喉は、「異物を追い出さなきゃ!」と感じ、咳払いが起こってしまうのです。

特に、ブリッジエリア(裏声〜地声に変わるエリア)を出す場合は、声門下に大きな圧力が掛かる事があります。
そして、声門の閉鎖部に強く力を加えてしまうので、高音でのベルティングを出す時にこの症状が良く起きるようです。

“Vocology”と呼ばれる発声に関する研究を進める物理学者・研究者Ingo Tize氏は、
「歌い始めてから咳払いをしてしまう場合で、喉や声帯に痰が絡む事はほとんど観測されなかった」
と言っています。

会話時/もしくは長期的に異常を感じる場合、病理性を疑う必要もあります

痰が絡む感覚が長期的に続く場合は医師の診察をお勧めします。
考えられる病気は、
・逆流性食道炎
・咽頭炎
・喉頭炎
等です。

咽喉頭異常感症と言われる症状があり、ストレスや更年期障害、自律神経失調症などが原因のケースもあるようです。
この症状は空気が乾燥する秋〜冬に気になる事が多いようです。

また喉頭がんや咽頭がんでも喉の異物感を感じる事がありますので、歌の時以外にも気になるようでしたら早めの診察をお勧めします。

咳払いが起こらないためには、どんなトレーニングが必要?

「歌うと咳払いをしてしまう・・・」そんな悩みの解決方法とは?
先述にもありますように、喉がからんで咳払いをしてしまう原因は、喉に必要以上の圧力がかかってしまうためです。
要するに、喉の内側に圧力がかからないようにするエクササイズが必要になります。

最もお手軽なエクササイズとしては、リップバブルやストローエクササイズと言ったSOVT(セミ・オクルーディッド・ヴォーカル・トレーニング)が有効的です。

男性と女性、それぞれに合ったエクササイズをご用意しておりますので、以下の動画からもご確認ください♪

【男性向け】のエクササイズはこちら

【女性向け】のエクササイズはこちら

いかがだったでしょうか?
エクササイズ内容はほぼ同じだったと思いますが、性別に合わせた音域で歌えるので、分かりやすかったと思います。
何度も動画を見て練習に励んでみてくださいね。

咳払いがあまりにひどい場合は、病気の可能性も・・・

「風邪をひいてないのに声がかれる」
「常に咳払いが出てしまう」
「高音が出なくなった」
などの悩みがある方は要注意!

上記のような症状がある場合、胃食道逆流症の可能性があるかもしれません。
これは、胃酸分泌が多すぎるため、喉頭や声帯に傷つけてしまう病気です。
胃酸は、声道だけではなく声帯も傷つけてしまうので、とても危険です。
その場合、慢性的に「かすれ声」や「喉に異物が絡む感覚」があるので、心配な方は一度受診することをオススメします!

「歌うと咳が出てしまう」原因と対策 まとめ

最後まで読んで頂き、ありがとうございます!

今回は、歌う時に咳払いしてしまう原因と解決方法についてお話しました。
原因は、喉の“過緊張“によるものです。
過緊張をほぐす対策方法としてのトレーニングは、

① リップバブルで発声する(唇を振動させながら歌う)
② 「ウィー」で発声する
③ 「ギー」で発声する
④ 「ガガガ」で発声する
⑤ 「ゴゴゴ」で発声する
⑥ 「グググ ゴウゴウゴウ」で発声する
⑦ 「ネイネイネイ」で発声する
⑧ 「マンマンマン」で発声する
⑨ 「ノウノウノウ」で発声する
⑩ 「ナナナ」で発声する
⑪ 「ヌヌヌ ノウノウノウ」で発声する

上記のような11個のパターンが動画にあげられています。
「言いにくいな、歌いづらいな」と感じた方もいるかと思います。
しかし、これらの発音は、発声方法を矯正していけば無駄な力が抜けていれば出来る発声です。
積み上げたものがしっかりと歌声に繋がるように、日々トレーニングを重ねましょうね!

その他の悩みを持たれている方も、私たちが全力であなたの歌をサポートしていきます♪

歌い声を「取り戻すボイストレーニング」ボーカルRe-Balanceはこちら

この記事を書いた人

桜田ヒロキ
桜田ヒロキ
セス・リッグス Speech Level Singing公認インストラクター日本人最高位レベル3.5(2008年1月〜2013年12月)
米Vocology In Practice認定インストラクター

アーティスト、俳優、プロアマ問わず年間およそ3000レッスン(のべレッスン数は裕に30000回を超える)を行う超人気ボイストレーナー。
アメリカ、韓国など国内外を問わず活躍中。

所属・参加学会
Speech Level Singing international
Vocology in Practice
International Voice Teacher Of Mix
The Fall Voice Conference
Singing Voice Science Workshop

RECOMMEND
関連動画

高い音に段々上がるたびに声を出すのが辛い理由とは?

高音域になればなるほど、どうして声を出すのがキツく感じてしまうのか?
どうすればその壁を乗り越えられるのか?
それらを理論に基づいて解説していきます!

WATCH MORE

声楽からミュージカル歌手の歌い方へ変えたい!

声楽を学んできたが、CCM(コマーシャル・コンテンポラリー音楽)の発声方法も習得したいクライアント様のレッスン。

WATCH MORE

ビブラートやフェイク。豊かな声も手に入る練習法!

スタッカートを使ったトレーニングは、フェイク等の素早く動くフレーズに対応出来る柔軟性を養ってくれます。
さらにビブラートをかけるきっかけになってくれたり、豊かな歌い声を育てる等、恩恵をもたらしてくれます。

WATCH MORE

ボイトレで高い声は獲得したけど、歌で出せない!なんで!?

ボイストレーニングは高音も低音も目的にあった「出しやすい」状況を作って発声を出来るように仕向けます。

WATCH MORE

頭声も地声も手に入れたいミュージカルを志す俳優

劇場(ミュージカル・シアター)での歌唱は「歌をしっかりと聴かせる」だけでなく「言葉・セリフを明瞭に伝える」と言う事も大きな技術の1つになります。

WATCH MORE

レッスンに来た時の歌声のチェックポイントを教えます

桜田ヒロキはボイストレーナー仲間の間でも超細かく歌声を聞き取り、フィードバック出来ると定評いただいています

WATCH MORE
レッスンを予約する