2022年 12月 06日 の記事一覧

  • 裏声ではどうやって音程を作っているの?

    前回のお話しで声帯に掛かるストレスは靱帯と筋肉の両側に加わる事まで解説しました。 では基本周波数(ピッチ)を発声するために声帯ではどのような事が行われているのでしょうか? 声帯は弦とバネの特性を持つ 声帯は弦の特性を持つと言われてきましたが、声帯の振動をモデリングする際、バネの特性も理解する必要があります。 声帯のバネの特性で基本周波数(ピッチ)を考えると 剛性(かたさ)が強ければ音程は高くなる。 質量が多ければ音程は低くなる。 重いと振動が遅くなると言う事です。 これは理解しやすいですね 声帯の弦の特性で基本周波数(ピッチ)を考えると 長さが長ければ、音程は低くなる。長い声帯の男声は音程が低いと言う事ですね。 ストレスが高ければ音程は高くなる。 密度が高ければ音程は低くなる。 注意ポイントは長さ(L)×2になっている事です。長さと言うのは音程に非常に大きな影響を及ぼします。 それを超えるストレスを声帯に加える必要があるため、高音発声時には声帯に与える緊張は非常に高い必要があると言う事です。 声帯の物理的な変化と音程の変化… 続きはこちら≫

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